前半はRSウイルスに母子ともに感染。やっと治ったと思ったら13日に3年半ぶりの出血があり、久しぶり過ぎる腹痛に苦しむことに。プールも花火も行けなかったけど、去年よりはまだ心穏やかに過ごせたような気がする。
お盆を過ぎると朝晩がちょっとだけ涼しくなったので、子どもが早起きしたときには6時から一緒に30分くらいお散歩することも。近くの団地の公園へお邪魔して、ブランコを漕いだり猫じゃらしをゲットしたりした。
発語がたくさんあったら大声ではしゃぎまくって近所迷惑だっただろうけど、そこはまだほとんど喋らない成長ゆっくりの我が子、大人しく静かに遊んでくれている。これは助かるなあ。
体力が付いてきたのか、昼寝しない日もたまに出てきた。12時前から2時までがっつり2時間お昼寝している子どもの横でのんびりスマホでネットサーフィンして、たまに寝顔を撮影したり寝息を動画に収めたりする、贅沢すぎる休憩時間もそろそろ終わりなのかもしれない。ちょっと寂しいけれど、その分もっといろんなことを一緒にできるようになるはず。
戻ってこないことが2歳半にして沢山、本当にたくさんある。新生児期のふにゃふにゃとした鳴き声も、触るととろけてしまいそうに柔らかなほっぺも、切られることを知らない羽のような髪の毛も、チューリップを歌うとうーうーと一緒に発生してくれたあの声も、抱っこして寝かしつけたあのキツかった時間も、やっと眠ってくれたときの強烈な安堵感も、トイレに向かっただけで泣き叫んで付いてきてくれたあの必死のハイハイも、頭をぶつけないようにとふわふわヘルメットをかぶせていたあの小さな頭も、お昼寝から起きて私を見つけて嬉しそうにぱあっと笑ってくれたあの一瞬も……。
でもその分、新しくできるようになったこともたくさんある。一緒に童謡を歌うこと、スプーンでごはんを食べること、おいでと誘うと笑いながら腕の中へ飛び込んできてくれること、「だっこ」と要求してくれること、洗濯物を畳むこと、靴を履くこと、追いかけっこをすること、声を出して絵本を読むこと、名前を呼ぶと手を挙げて返事を示してくれること……。
どんどん更新されていくあなたが眩しい。戻ってこない一瞬たちも、今やってきたばかりの一瞬たちも等しく愛しい。
ずっと一緒にいたいねえ、と思う。うんざりするほど一緒にいよう、と思う。私はもう一人で十分生きたから、これからは子どもに何もかも差し上げたいと思う。私に来たる幸運がもしあるなら、どうかその分をすべて子どもの方へ、と思う。辛いことも苦しいことも味わい尽くして、これもすべてあなたがくれたことだから、と肯定できる自分でいようと思う。
そうしていれば、遠い未来に子どもが私のことなど忘れて旅立つとき、これが自然なことだと、私はもう十分あなたと一緒にいたのだからと、これからはまた私の時間だねと、寂しいながらも思えるはず。
8月が終わろうとしている。もうすぐ寝かしつけの時間が来る。「今日も楽しかったねえ」といつも囁いて、ぎゅっと抱きしめてから、おやすみを言う。
